車中泊の報告からだいぶ時間が経ってしまいました。
落ち着いてキーボード叩く間もなく、次々登りに行っちゃって。
どんどんたまる一方です。
自分の記録ですからね、時間が経っても残します。
【車中泊デビュー】尾瀬御池駐車場にて翌日の燧ヶ岳登山の為に早寝早起き!
というわけで、もうすぐ1カ月が経ってしまいそうな燧ヶ岳登山の記録。
7月19日、車中泊
20日、朝5時半スタート!!
いきなりつらい。。。
朝ごはん食べ過ぎたか。
準備体操しなかったな。
脚、重い。。。
石に生えた木なのか、石に乗ってる木なのか。
画像では伝わりにくい大きさだが、相当デカイ。
その脇をよじ登ります。
つらくて凹みそうになると隣にいてくれるギンリョウソウ。
めちゃくちゃかわいい♡
見つけたギンちゃん全部撮りたいくらいかわいい♡
登り始めて1時間、6時半ころ広沢田代到着。
泣きそうになりながら登ってきたところにこの湿原はあたたかい。
まだワタスゲが残ってた。
6時50分 4合目。
え??まだ4合目!?!?
涙目・・・
前からも後ろからも、だーーーーれも来ない。
このご時世、全く密らないってことで良いことなのかもしれない。
しかし、誰かに会いたいくらいつらい。。。
でもつらいときには脇にそっとギンちゃんがいてくれる。
7時5分ころ、5合目を過ぎ
7時20分 熊沢田代
ここは天国へ続く道なのか・・・
だーーーれもいない。
山頂がガスってしまってテンションが上がらない。
ここまで来ても「まだ戻れる…」って思ってる。
だけど進む。
「人はなぜ山に登るのか・・・」
駐車場には結構な人がいたんだけどな。
みんな登るんかと思ってたけど、バスに乗っちゃうのか!?
え?今日登っちゃいけない日?
とか思ったりしたが、先に山に入ってった人がいたしな。
熊さんにだけ会わないことだけを祈りながら進むしかないのであった。
6合目、7合目を過ぎ、8時15分ころ残雪地点。
マジでベソかく5秒前。
お天気良かったらテンションも上がりそうなもんだが、なんといっても真っ白よ。
普段、登りではポールは使わないけど、1本出しました。
あとはもう「無」よね。
8時30分ころ、8合目
この辺りで、やっと1人すれ違う。
涙出そうなくらい嬉しかった。
8時40分 9合目。
ポール両手に握りました。
下で食べたウインナーが、うっすらこみ上げてくる。
この辺りから少し人の気配が増える。
なんだろ、ものすごく嬉しい。
花も綺麗だな…とか、やっと思える。
そしてついに・・・
8時58分、俎(まないた)グラに登頂でっす!!
ゴッツゴツのガッタガタで危なくてしょーがない。
鳥居に元気に手を合わせてご挨拶。
そこでナデッ窪から登ってきたという女性と少し会話。
そして本当の山頂への道を教えていただく。
真っ白だし、行っても何も見えん。
山頂はまた今度でも・・・
いーーーや!!
当分来ないがんな!!
ここまで来て山頂見ないで帰んのか!!
ってことで、山頂へ向かいますよ。
2,356m、ここより北にはこれ以上の山はない。
俎ぐらは2346.2m。
え、たかが10m高いだけ?
地図では30分かかることになってますけど・・・。
まず下ります。
ゴツゴツの岩場です。
そしてよじ登ります。
もう、カメラはしまいましたよ。
ポールも邪魔になるくらい。
一瞬、背中の荷物にふわっと後ろに持ってかれそうになりました。
あ、死ぬって思いました。
このまま後ろに飛んだら、首からいってグシャっと・・・一瞬か?
とか、とかいろいろ考えました。
ちょうど三浦春馬が自殺したすぐ後だったので。
しかし、こんなところでやらかしたらヒト様に迷惑をかけるばっかり。
なので生きて帰ろうと決めて進む。
そして!!
9時25分、柴安グラ、燧ヶ岳の山頂です!!
まっしろーーーー
コースタイム4時間、だいたい時間通りです。
少し早いくらいでした。
ヘトヘトですよ。
なんかもう感動がよくわからないくらいヘトヘトですよ。
体力ないっすね。
なんも見えない、誰もいないけど、やっぱりクリームパン食べますよ!!
昼食はおりてからにします。
あんまりにも真っ白だし、この先どうなるかわからんし、寒いしってことでさっさと下ります。
墓石みたいな立派な石碑に「もう当分こねがんな!!」って宣言しながらもう一枚。
そうは言っても、もっともっと体力つけてまた挑もうとするんですよ。
次は天気の良い日に。。。
うっかり長文になってしまいました。
なんだか弱気な登頂編ってことで、一旦この辺で区切りたいと思います。
もしお時間がありましたら、後編のお花畑編もよろしくお願いします。