弁当2個食べなきゃいけないんです。

山登り、Photo、Camp… 山女ひとり遊び。

【ソロ登山】7月11日 鳥海山はフォトジェニック!(2236m)

いつまでもいつまでもモタモタして、ちっっともブログ更新しないもんで話しが前後しますが、6月の山行すっ飛ばして7月11日に鳥海山に登った話しをしたいと思います。

というのも、

鳥海山は今が旬です!

興味ない方には全くどうでもいい話しだと思うんだけど、今、いいですよ鳥海山。

この時期、最高にフォトジェニックなのでちょっと先に記録したいと思います。

 

ダイジェスト動画


www.youtube.com

 

7月10日午後に家を出発

前日入りして登山口近くで車中泊です。

近くの温泉にお邪魔しました。

chokai-yuza.com

日帰り、大人400円です。非常に良いお風呂でした。

ここで一つ問題が。

あたくし、長いこと東北人やってます。結構上手にナマれます。

ここ、あぽん西浜、ギリギリですが山形県ですよね。

一応隣ですよ、かなり遠いけど。

それがさ、地元のおばちゃんたち、まっっっったく何を話しているかわかりませんでした。

お風呂だからさ、響くじゃない?だからかな?と思って、なんなら体傾けながら聞く耳立てましたよ。

まっっっったくわからない!

衝撃的。

なんで笑っているのかもわからない…外国に行った気分を味わいましたとさ。

 

寝床からの景色

 

7月11日

朝ご飯をしっかり食べ、4:55 鉾立登山口からスタートです。

これはちょっと待ってると太陽出てくるな…と思って3分くらい待ったけど、いきなりここで時間を使うのは…と思い諦めて進みました。

 

天竺感いっぱいの新山(頂上)と、奈曽渓谷。

すでにさいこー♪

 

花火のような花に慰めてもらいながら進む。

 

登山道は石畳でとっても歩きやすいし、景色が最高。

 

いろんな花

 

ちょいちょい雪渓も越えつつ

 

そうこうしているうちに、賽の河原に到着。

もうここでいいんでないの?ってくらい爽やかで気持ちいい。

まだ1時間くらいしか経ってないんだけど満足度100%。

 

雪解け水は最高に冷たく

ゴーゴーと物凄い音を立てて流れてます。

 

どんどん進むとコバイケイソウが出てきました。

 

後ろでは日本海が見守っててくれます。

 

一つ目の小屋が見えてきました。

コバイケイソウがちょーーーかわいい♡

 

鳥ノ海御浜神社

シャッター切る寸前に人が出てきてびっくり。

御浜小屋です。荷上げ前だったので、水とバッジくらいしか置いてませんでした。

 

この小屋を回り込んで・・・

ドーン!と鳥海湖。

奥に見えるは月山。

 

そして前を見れば新山。

かっけー♡

 

映え狙いw

 

てか、もうここまでだって十分楽しめると思いますよ。

でもせっかく来たので進みますけどね。

 

はい、これも映え狙いw

 

どうやら今年はニッコウキスゲの当たり年らしい。

上手に撮ることができなかったな…

こんな感じなのが、ずーーーっと続きます。

 

正面には雄大なお姿の鳥海山

やーば…

 

しかし手前にはお花畑♪

ハクサンイチゲ(覚えたて)

 

とにかくあっちもこっちも

まったく進みませんよ。

 

せっかくだもん、ゆっくり行こうよ。

 

チョウカイアザミ

鳥海山の固有種(らしい)

 

ここは七五三掛(しめかけ)

ちょっとこの辺で休憩。

 

振り返っても最高♪

 

今回一番の大雪渓。

アイゼンなどはなくても渡れました。

ただ、常に落石があるので、モサモサしてらんないです。

 

涼しくて気持ちいいですよ。

これはとけないよね。。。

 

帰りはこの↓稜線を歩く予定。

しょっちゅー落石してます。

 

この辺りから本気の登り。

オナカが空いてヘトヘトです。

 

花が慰めてくれます。

 

ついに、鳥海山大物忌神社到着です。

御朱印いただきました。

 

メロンパン休憩をして頂上へ向かいます。

垂直にしか見えませんが。

 

チョウカイフスマ(固有種)

 

振り返って「もう戻れない」と確認。

 

せっかく登ったのに、またくだったり。

 

私は落ちない…という強い意志だけ持って進みます。

 

そしてやっとこすっとこ新山登頂でっす!

山頂は狭いですよ。

貸切りありがとう♪

 

ちょっと粘りましたが、雲は取れませんでした。

 

人の声が近づいてきたので山頂譲ります。

次に向かいましょ。

 

胎内くぐり。

狭いけどものすごく涼しかった。

 

実はこの後まんまと道に迷いまして、だいぶ暇くいました。

今年の冬は雪が多かったということで、目印がなくなります。

YAMAP見るとすでに道を外れてて、戻るに戻れないしさぁどーしよ。。。

進みました。

進んで進んで、神社に戻りました。

なんか、精神的にやられちゃって「もう帰ろう」と思いました。

新山の向かい側にある七高山というピークも踏みたかったんだけど、そこに行くにはもうひと登りしなくてはいけない。

くたびれたしな…よーし帰ろ!!と、残ってたオレンジジュースを飲みきり、おやつもパクリ。

そして帰り道…は外輪山コース。

地図を見たら、無理と思ってたひと登りをしなくてはいけないことが判明。

 

ここ↓

人間はなんとちっぽけなことか。

半べそかきながら雪渓を渡り一気に登りました。

 

登り切った反対側も絶景やないか…

 

そして、七高山までは100mだというじゃないか。

ホントだな!?と半ば逆ギレ気味に七高山に向かう。

 

デーーン!と

なんか、ありがとう♪

 

七高山登頂。

 

向かい側には新山。

山頂に人いるね。

感傷に浸るのもそこそこに戻ります。

 

しっかし、すんごいところに神社あるんだね。

 

次は伏拝岳へ。

 

最初っから写真とりまくったおかげで、iPhoneの充電が20%を切りました。

バッテリーは持ってってたんだけど、ケーブルがおかしくて充電が上手にできない現象。

この後はほぼ写真なしです。

 

とかいいながら要所は。

さっきせっせと登った道。

 

この山行、最大のピンチ

あたくし、何を思ったか水が全く足りなかったんですよ。

水700ml(リカバリー粉末入り)、水700ml、オレンジジュース330ml、ウィダーパウチ…全然足りない。カップ麺も作れない。

オレンジジュースを飲み切って「帰ろう!」と決めた段階で残り500ml。

いやもうその頃、すでに7時間近く経過してたんですよ。

てことは、そこまでいかなくても、まだそこそこ歩かなくてはいけないわけですよ。

さっき神社のところで買えばよかったんだけど、どうせ帰るだけ…と思って。

救いだったのは、ピーカンではなかったこと。

程よく雲があったおかげで助かりました。

 

伏拝岳

 

文殊岳

 

早く小屋まで行って水を買いたいと思いつつも、絶景で困る。

 

荷上げの日だったらしく、ヘリコプターが何往復もしてました。

水くれーーーーー!

そして七高山から約2時間、やっとこすっとこ鳥海湖まで戻りました。

小屋で、500ml500円の水を買ってがぶ飲み!

全部飲みそうなのをどうにかこらえて、残りをボトルにうつしました。

水が五臓六腑に染み渡り、元気100倍勇気100倍で再びスタート!

 

・・・した途端、雨がチラチラ降り出しまして。

汗ダクだし、どうせくだるだけ…と思って、カッパ着ずに進みました。

しかし途中でザーザー降り。

見にくいけど、道は川に。

お天気コンプリートですね。

 

ところどころで皆さんカッパを着たりしてましたが、あたくしは傘で。

今回もMVPの活躍の傘でした。

通り雨程度で終わったので良かった。

 

駐車場が見えるところまで戻ってきてホッとします。

 

15:30 無事下山しました。

 

なんだかんだと約10時間半の山行でした。

じっくり味わい尽くした鳥海山。

満足度300%

ここはね、控えめに言っても行っといた方が良いんじゃないかと思うんですよ。

新山まで行かなくても、鳥海湖まででも最高です。

 

駐車場で着替えを済ませ、観光施設の稲倉山荘でバッジを購入。

 

そして、そこから一気に標高を下げてコンビニに。

水分がまだ満たされていない体にアイスにアイスコーヒーにアイスティーに・・・

一気に流し込んでおなかちゃっぽちゃぽ。

案外あたくしの胃腸は強かった。

問題なく吸収いたしました。

水大事!!・・・教訓です。

 

 

だいぶ長くなりましたが、この辺にしたいと思います。

山行の詳細はヤマップにアップしてあります。

良かったら。。。

 

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