老眼鏡をかけてから10日、いろんなことが楽になりました。
まずは、何よりも見える。
本が読める、食べ物が見える、iPhoneで疲れない。
あーーーー見える。
というか、見えなかったことを思い知らされた。
そして、眼精疲労が楽になりまして、眉間の痛み、こめかみの痛みがなくなった。
たった10日でだ。
こんなことならさっさと認めるんだった・・・と思う日々でしかない。
とにかく本を読むのが楽になったおかげで、ミニマリスト以外の本も復活しております。
先日、たまたま寄った図書館で出会った本。
角田さんのエッセイなのだが、なんともタイムリーに「変わりゆくカラダ」の本。
おもしろくてあっちゅー間に読んじゃった。
Amazonの内容紹介は
老いの兆しは、悲しいはずなのに、嬉々として話してしまうのはなぜだろう?
加齢で知る、新しい世界。新しい自分。「変わりゆくカラダ」を好奇心たっぷりに綴る。人間ドックの結果だけで話が弾むことを知る、中年という時代。カラダは若い頃の精彩を欠き、少しずつ老いへ向かう変化を見せます。それは悲しいことであるはずなのに、でも、なぜか、変化はおもしろい! と、作家の角田光代さんがワクワクした気持ちで、ご自身の変わりゆくカラダを綴っていったのが本書です。
四〇歳を過ぎてはじめて豆腐の美味しさを知ったり、深夜のラーメンで増えた二キロの体重が減らなさを嘆いたり、しみとしわ、皮がしなっとした手の甲をしみじみと眺めたり、圧倒的に低下した読書体力や集中力に哀しくなったり……。その一方、運動を始める人が周りで俄然増えるのも中年世代でもあるのです。
わたしの入った容器――カラダ──がまるごと愛しくなる、共感必至のエッセイ集
わかるわーーーー笑
健康診断は方法から結果まで話題満載!
運動、ダイエット、老眼、更年期、バリウム、加齢、整体、白髪・・・
あの角田さんを思い浮かべながらニヤニヤ。
あたくしが、ジムに通ってたり、絶賛減量中だったり、老眼鏡と出会ったり、明日整体の予約入れてあったり、白髪染めたばっかだったり・・・
とにかくタイムリー過ぎてニヤニヤ。
なんかもう「わかるーーーー笑」ってのばっかりで、友達と話してる感覚。
例えば
P52 かわいさの呪縛 より
年齢を重ねることによって失われていくものは、多々ある。体力もそうだし、基礎代謝量もそうだろう。好奇心や向こう見ずさも減っていく。「失う」という言葉がそもそもネガティブな響きを持っているから、若いときのほうがよかったような錯覚を抱きやすいが、でも、失ってよかった、心底よかった、というものも、たしかにある。
私の場合、たとえばそれは自意識である。自意識の内訳の大半は、容姿コンプレックスであった。十代から二十代半ばにかけてがピーク、あとはゆるやかにゆるやかに下降線をたどっていった。中略
三十代の半ばを過ぎてようやく、そうした問題から解放された。自意識はまだある。けれど容姿問題については、驚くほど興味がなくなった。どうでもいいのである。
中略
気になるのは、自分の容姿ではなく、外見になる。自分にたいして気になるのではなく、会う相手にたいして、失礼にならないか、不快にさせないか、気になるのである。明日会う人に失礼だから風呂には入っておこう、とか、ちゃんとした場だからそれなりの格好をしよう、とか、化粧をしないのは相手に失礼だ、とか、そういうことが気になるのであって、闘う対象が世間あるいは異性の目ではなく、自分のだらしなさになる。
全くその通り!としか言いようがなく(化粧はいまだにしないが…)なんかもうホント、どうでもいい。
ホントは気にした方がいいのかもしれないけど、あたくしはどうやら角田さん派に分類されている。
まぁとにかく、風邪はひかないし、集中力はないし、ここ2年くらいでやっとタイツはあったかいんだというのを知ったし、ハイチオールCは飲んでるし・・・・・・
どっちかっつーと自分は40代の中でも過半数には当てはまらない分類の人種なんじゃないかというのは自分でも薄々感じてはいた。
それなのに、同じような人はいるもんだとニヤニヤが止まらない。
これを読んでも20代の人たちは面白くも何ともないと思う。
30代なら先に手を打つのには良いお手本になるだろうよ。
ぜひ40代の皆さんに読んで欲しい。
そしてぜひ運動をはじめていただきたいと思います。
んでも、過半数の方に当てはまってる方には、全く理解できないかもしんないけど。。。
あたくしも、老いることを記録してみようっと。